浅草橋中華便り 気持ちを高める秘密(でもない)のメニュー

どうも~ 素久です。

やっと、暖かくなってきて、この間は雪で大変だったことも忘れてきてしまいそうな感じで、気持ちがいいですね。しかし、この時期になると忘れてはいけない、花粉が飛び始めます。僕は大花粉症!!一年のなかで、この1ヶ月間は気持ちを維持するのが大変。集中力も落ちてきてしまいますし、二進も三進も(にっちもさっちも)いかない。小学校の低学年の頃からなので、20年以上スギ花粉と付き合っていますが、本当に毎年ひどい。。。今年もどうやって乗り切ろうか、頭の中が一杯になってきます。まぁ、そうはいっても、毎年と同じで気合いで乗り切ることにしましょう!

気持ちを盛り上げるものって皆さん、自分独自のものをお持ちだと思います。趣味にふけたり、映画をみたり、ショッピングをしたり、カラオケしたり。。。どんなに気持ちが落ち込むことがあっても、自分の気持ちを盛り上げるものがあると、それを過ごす時間によって気持ちが安定してきて、長い目で見たときのスランプと言うか、無気力な期間を限りなく短く出来ます。

僕も自分の気持ちを盛り上げるための方法は何種類かあります。映画館に映画を見に行ったり、好きな音楽を大音量で聴いたり、車に乗って東京都から抜け出してみたり。。。それに食べることに関してはたくさん種類がありますね。美味しいものを胃袋の限り食べ続けたり、自分の好きなものだけで料理をしたり、今まで飲んだことのないお酒を飲んでみたり。。。中華楼のメニューにも、僕の気持ちを上げさせてくれるものがあります。

その代表は、『乾焼炒麺』という料理。召し上がったことのある方には、もう説明不要と思いますが、これは中華楼のやきそばのあんかけが五目野菜ではなく、『乾焼蝦仁』つまりエビチリになっているのです。しかも通常のエビチリではなく、たまごとエビのチリソース煮になっているので、ふんわりとしたたまごとプリッとしたエビの食感が合わさり、コクも出ていて、本当に美味しいです。味の美味しさ以上に、やきそばにエビチリをかけるという、なんというか物凄い贅沢をしているんではないかという、この感覚が沈んだ気持ちをアップさせてくれます。

今まで召し上がったことのない方やこのメニューを知らなかったと言う方、今日は元気になりたいとか、午後に大切な商談があるとか、気持ちをアップさせておきたい方、ぜひ食べてみてください!美味しさにプラスして元気が出てくるメニューです!

浅草橋中華便り 2月はいろいろ

みなさん、こんにちは。

2月の東京は記録的な雪が降りましたね。めったに雪を見たことがない私はとても興奮しました。息子が雪を見るたびに、童謡の「ゆき」を口ずさんでいました。いい思い出になったでしょうね。

前回は中国の旧正月について書きましたが、今回はその第二弾を皆さんにお届けしたいと思います。旧正月(今年は1月31日)から数えて15日目の満月の日を元宵節(げんしょうせつ)と言います。灯籠を飾り、「湯圓」と呼ばれる餡いり団子を食べる習慣があります。「湯圓」は中国語で「タンユエン」と言います。「湯圓」はモチ米の粉で作った甘い餡いりの団子です。月のように丸くて、熱いうちに食べると風邪を防ぐことができます。家族が集まって一緒に食べる風習があるので、一家団欒の意味も含まれています。

灯籠飾りは元宵節以前に灯籠市で、祖父母が孫にプレゼントするものです。子供の時に、よく蓮の花の形とお羊さんモチーフの灯籠を頂きました。その記憶が今でも鮮明に残っています。元宵節の前日の夜、祖父母と一緒に灯籠市に出掛けました。そこに着くと、たくさんの灯籠がずらりと高く掛けられていて、子供達の歓声や灯籠売りの商売人の掛け声などが混じり、とっても賑やかで、幻想的でした。灯籠は素朴な物ではありますけど、子供達の小さな心が満たされます。

ここで余談ですけど、今年の元宵節は偶然に2月14日で、バレタインデーでもあります。中国のバレタインデーは、ほぼ欧米式で、日本の習慣とやや違います。その日は男性が女性にプレゼントを贈るのが基本で、実際は恋人同士で交換することが多いですね。男性はこれをきっかけに意中の人にチョコやお花などを送って、告白する人もいます。もちろん、日本みたいに「義理チョコ」のような物が存在しないため、女性は告白されても、好きでなければ、チョコを受け取らないのです。(笑)異文化ってここまで違うのですね? 私も最初の頃は慣れなくて、カルチャーショックを受けました。

中華楼2014年3月のピックアップ 宮保鶏丁

鶏肉とカシューナッツの唐辛子炒め

 

宮保鶏丁(グォン バオ ヂィ ディン)

 

「鶏丁」とは鶏肉をサイコロ状(さいの目切り)に切ったものです。

 

鶏肉を丁切りにして下味を付け、唐辛子の輪切りとともに醤油、砂糖、お酢のベースで炒め上げた、「一度食べたら忘れられない心地よい辛さ」の料理です。

 

副材料として、カシューナッツやピーナッツを入れることにより「立った辛さ」が中和され、絶妙なバランスに仕上がっています。さらに、エビとナッツの食感の落差も楽しめます。

 

この味付けでエビを炒めれば「宮保蝦仁」という料理になり、その他にも「宮保墨魚(イカの宮保炒め)」や「宮保牛肉」(牛肉の宮保炒め)が知られています。

 

ちなみに「宮保」とは、清の時代の官職名です。四川総督の丁宝禎が清朝から「太子少保」の略称で「宮保」という官職に就きましたが、彼が好んで食べていた料理だったことから、この名が付いたと言われています。

 

「宮保」は、「宮爆」「公保」という表現になっている店もあります。

 

 

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浅草橋中華便り 怖い着信

どうも、モトヒサです。

先日、アキと子供と3人で、テレビを見ていました。
テレビの化粧品のCMに瀬戸朝香が出ていました。そこでアキとこんな話をしました。

アキ「瀬戸朝香ってキレイだよね~」
素久「そうだね~、すごいよね」
アキ「どうやって、キレイなの保ってるのかな~?」
素久「瀬戸朝香に一度会ったことあるんだよ」
アキ「え~! どこであったの?」
素久「中華楼でね。前に映画の着信アリ2の中で、中華楼が撮影現場になって、その時に」
アキ「すごいね、どうだった? やっぱりキレイだった?」
素久「もうね、すごかった、の一言。めっちゃキレイ! 美しい! もうさ、撮影中の緊迫した表情もいいし、合間の素の笑顔も魅力的だったし、ずぅ~と見続けてたよ。合間にちょっとお話も出来たし!!楽しかったよ!!」
アキ「あっそう。よかったわね」
素久「いや~、もう一度会いたいなぁ」
アキ「あっそう。会えばいいんじゃない」
素久「会えるなら、今すぐにでも会いたいよね」
アキ「もう~、いつまでそんな話ししてんのよ~、ふんっ」
それからしばらく口を聞いてもらえませんでした。

「着信アリ2」の中華楼が登場するシーンはこのようなものでした。
ピーピロピロピロー という着信音から始まる。
吉沢悠演じる桜井尚人が中華楼でホール担当として働いていた。そこに尚人と付き合っている彼女、ミムラ演じる奥寺杏子が同僚と一緒に食べにきた。
中華楼の主人には娘がひとりいる。娘が放置していた携帯に電話がかかってきた。主人は娘の恋人から電話がかかってきたかと思い、その電話を取ってしまう。しかし、聞こえてきたのは変な雑音だけだった。
「なんだこの電話?」と主人は思ったが、お店が混んできたので気にせず働き続けた。
営業が終わり、桜井尚人は杏子と一緒にお店を出るため、厨房に挨拶へ行くと、突然主人が、中華鍋に入っていた高温の油をかぶって死んでしまう。
現場検証のため刑事たちが来る。瀬戸朝香演じる野添孝子はジャーナリストだった。現場検証の結果、担当の刑事から前回の事件と関連性はあるが、少し異なる点もあることがわかる。

映画はその後ホラー映画として進んでいきますが、中華楼での撮影となったのはここまで。
中華楼が全面的に出てくるのは序盤ですので、ホラーが苦手と言う方も中華楼のシーンだけはそんなに怖がらずに見ることが出来るかと思います。現にホラーが苦手な僕は、中華楼のシーンまでなら安心してみることが出来ました。でも、そのあとは怖くて見られませんでした。f(^_^;

つい最近のこと。とあるイベントに参加したら、瀬戸朝香さんもそこに来られていました。お話しする機会があったので、「着信アリ2」で中華楼を使っていただきありがとうございましたと話すと、本当に雰囲気のあるお店でしたと覚えていてくださいました。話しが盛り上がり、その後、なんとお食事を一緒にすることになってしまいました。
アキには申し訳ないけど、断るわけにはいかない!
瀬戸さん行きつけの六本木にあるオシャレなレストランへ!
おいしい食事のあと、今度は二人きりでしっとりと落ち着いた雰囲気のバーに行きました。
お店の雰囲気とお酒が入った流れで、さらに良い感じになってしまいます。
レストランでは向かい合っていたけど、カウンターバーではこぶし一つ隣に彼女がいるのです。
良い感じになるなというほうが無理です。
お互いの距離がだんだん近づき、このまま行ってしまうのかな~なんて思っていると、ピーピロピロピロー。
とつぜん携帯が鳴る。見るとアキからの着信!!
え~、こんなタイミングに! うそでしょ~!!

って、ふと気付くと布団の中にいる自分。隣には瀬戸朝香、じゃない、アキと子供が!!
あの雰囲気、夢か~!!

こんな夢を見たなんて、せっかく機嫌の戻ったアキには言えないな。

中華楼2014年2月のピックアップ 魚香茄子

ナスと豚肉の四川風辛味炒め

 

魚を使わないのに「魚香」という料理名なのは、なぜでしょうか? 様々な説が、もっともらしく語られています。

 

泡辣醤(パオラージャン=フナを塩漬けにして魚の香りが移った唐辛子のタレ)を調味料として使うところからきた、という説。

 

また、魚の生臭さを消そうとして、料理のときに泡辣醤と生姜・葱・酢・砂糖・醤油等を入れたところ生臭さが消え、逆に味がほどよく調和して美味だったことから、この味付けを「魚香」と名付けた、という説。

 

さらに、四川では海の魚が獲れないので、なんとか海の魚の香りを調味料の組み合わせで創り出すことができないかと研究を重ねた結果、その味を出すことに成功し「魚香」と名付けられた、という説もあります。

 

代表的なのは、ナスを使った料理です。一般的にはナスだけを「魚香」の味付けにして提供しますが、中華楼では味わいを深めるために豚肉の細切りを、そして食感の違いを楽しめるようにタケノコも合わせています。

 

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浅草橋中華便り 中国の旧正月

皆さん、こんにちは。寒い日が続いていますけど、お元気ですか。

去年の年末から、息子が急に言葉を喋りだして以来、日に日に進歩しています。最近、なんと「あいうえお」を全部言えるようになったのです。息子の成長がママの原動力につながります。私も日々その成長に驚きながら、楽しく子育てを頑張っています。

さて、前回は日本のお正月について書きましたが、今回は中国の旧正月に少しふれたいと思います。

中国には西暦とは別に暦があり、毎年変わりますので、旧正月が西暦ではいつになるのか、毎年調べなければなりません。大体1月~2月の間になります。ちなみに、今年は1月31日でした。中国では土地が広いために、場所によって、大分お正月の過ごし方や風習が違います。例えば北では、お正月の時に、家族みんなでお年玉餃子を作る風習があります。いくつかのコインを綺麗に洗って、餃子の餡と一緒に包みます。コイン入りの餃子を食べた人がお年玉を貰う上に、新しい一年に良いことに遭うとも言われているのです。

一方、実家の福州には、その習慣がありません。南とはいえ、旧正月の時期はやはり寒くて、火鍋を食べて、寒さ除けをすることが多いのです。元旦の朝に必ず食べるのは玉子いり鶏スープソーメンです。ちょっと名前が長いですね(笑)。以前のブログにも書きましたけど、めでたい時には必ずソーメンを食べるのです。ソーメンが長いので、長壽の意味が含まれています。玉子は中国語で「太平蛋 タイピンタン」といいます。「太平」はすべて順調、無事、健康、「蛋」は玉子の意味で、食べると健康で、災難のない一年間を過ごせるといわれています。子供の時に、何も考えずに両親に言われたまま食べましたけど、今思えばいろいろ意味が深かったのですね。

お昼や夕飯によく出るのは私の大好物「八宝飯」です。これはもち米でできていて、ちょっぴり甘めの味付けです。ごはんの上に棗、蓮の実、干し葡萄、あんずの実、クルミなどを乗せています。調味料等も含めて、合計8種類のものを使うから「八宝飯」と名付けたそうです。甘党の私はいつもデザート感覚で食べていました。

きっと日本の皆さんは旧正月のことを不思議に感じるかもしれません。それは私が初めて日本に来た時に感じたことと似ています。食べ物や儀式が違いますが、共通している点は家族団らんが幸せだということです。ブログを書いたら、私も久々に実家でお正月を迎えたくなりました。いつか息子にも旧正月を体験させてあげたいと思います。

浅草橋中華便り 新年の運試し

新年おめでとうございます。モトヒサです。

今年も、今年こそは、と毎年この時期になると言っていて、何年も続いています。
いつも1月1日0時になると、鳥越神社へ初詣をして、願を掛けます。今年も家族総出でいってまいりました。生まれて、物心がついてから行っていっるので、体に染みついているというか、これをしないと落ち着きません。甘酒を飲んで、小判をもらって、ぎんなんを食べて、というのが塚田家の一連の流れ。お神輿といい、鳥越神社にはお世話になり通しです。

この小判はなかなかのもので、ぽち袋に小判が1枚入っているのを、自分で選びます。ほとんどすべては金メッキの小判なのですが、中には純銀製のものと純金製のものが含まれています。かれこれ、30回近くいただいておりますが、未だに純金製はおろか、純銀製ももらえていません。ちなみに家族の中で自分以外の人は全員1回引いています。アキも結婚してから引いているのですが、なんと初めての年に引き当ててました。。。なんともはや。。。

今年はどうだったかというと。。。。。。。。
なんと! 見事!! 純銀製の小判を引くことが出来ました!!
これは何か良いことがあるな、と感じられる今年一番最初の運試し!

昨今のニュース番組や雑誌のなどのマスメディアでは、中国内で起こる反日運動や尖閣諸島に代表されるような日中関係の悪化をたびたび報道され、中国文化を好きでみなさんに、中国文化の良いところをお伝えしていっている私にとって、そのような報道を見るたびにさびしい思いで一杯でした。中国で昔から使われている本場の調味料で、多くの日本人の方が知らないものもたくさんあります。それも、中国と日本の関係が悪くなれば、手に入らなくなってしまうかもしれません。中華楼では、エビチリ(乾焼蝦仁)に本場、四川省の高級四川豆板醤を使っています。現在、使用しているものでも例外ではありません。

90年の歴史を持つ中華楼ができることの1つとして、昨年から始めた中華楼のホームページのリニューアルとブログを通して、少なからずですが、中国と日本の文化の架け橋になれるように邁進しております。鳥越神社から頂いた笑顔を皆さんにお伝えでき、一人でも多くの方を笑顔にしていくことができればと、改めて思いました。

中華楼はモットーである『口福から至福へ』を実現させるために
エネルギー溢れるバイタリティをもって
昨日よりも今日、今日よりも明日と、前へ進んでいこうと思います。

2014年は、『笑顔の波紋が広がる中華楼になる』を抱負に掲げ、中華楼に入る方すべてが笑顔になれる努力をしてまいります。
今年も中華楼をご贔屓に!!

モトヒサ

浅草橋中華便り 日本のお正月

皆さん、明けましておめでどうございます。昨年、文章不慣れの私にも関わらず、応援して下さった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです、今年も引き続き、頑張ってブログでいろいろお伝えできればと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

お正月は寒かったですね。みんないかがお過ごしでしょうか。昨年の年末に、浅草公会堂前の風水改運中心の一階をリニュアールしました。仮オープンに伴い、主人は殆どお店に入りぱっなしで、私は子供をあやし付け、家で大掃除していました。元日の日は、塚田家恒例の集まりがあって、みんなで一緒に過ごしました。

 

お正月と言えば、おせち料理ですね。今から約8年前、まだ結婚する前に、主人の実家でお正月の集まりに参加させてもらいました。その時に初めておせち料理を食べました。今となっては、お正月はイコールおせち料理で、当たり前ですが、当時はカルチャーショックを受けました。

 

お重の中にお料理が一つ一つ綺麗に並べてあります。そのほとんどが火を通したり、干したりあるいは酢に漬けたり、味を濃くするなど、日持ちするよう工夫されています。しかも、それぞれの食べ物にちゃんと由来がある。例えば、黒豆は邪気を払い健康と長寿を、数の子は子孫繁栄を願ったものなのですね。そして、レンコンは将来の見通しがきくようにという意味があると聞きました。日本伝統文化の繊細さに感動しました。ちなみに、私はニシンの昆布巻きが大好きです。主人がなんとちょろぎが大好きで、変な人でしょう(笑)。

 

あとは、お料理を頂く前にする御屠蘇(とそ)を呑む儀式もとても面白くて、印象的でした。一番年少の人から順番に飲んでいきます。すると私は毎年どんどん後回しになっていきます。(笑)

 

元日はほぼ毎年みんなでワイワイ、楽しく新年を迎えます。今年も良い一年でありますように。

 

国によって、新年の過ごし方や、お料理ももちろん違います。今回は日本のお正月を書きましたが、次回は中国の旧正月について書きたいと思います。ぜひお付き合いください。

 

 

 

中華楼2014年1月のピックアップ 芙蓉魚翅湯

蟹肉入りフカヒレの淡雪スープ

芙蓉魚翅湯(フゥロンユイチータン)

 

中国料理には「芙蓉」という名が付く料理がたくさんあります。卵の白身のメレンゲが芙蓉の花のように白く柔らかく広がっているところから、この美しい名が付けられました。

 

この料理は、フカヒレスープの上にメレンゲを浮かべて、豪華絢爛に芙蓉が咲き誇っている様子を表現しています。

 

尾びれ・背びれ・胸びれなどを乾燥させ、それを数日かけて戻し、中間の骨を抜き、じっくり蒸し上げてプリプリの状態にします。

 

 

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浅草橋夫婦善哉 ~ 御礼申し上げます

これは2013年11月23日昼12時30分ごろにおきた、ある夫婦の会話です。

 

アキ「このプルコギ、おいしいね~」
モトヒサ「マッコリと一緒に食べたいね。けど昼間からじゃなぁ」
アキ「しかも、車で来たじゃない。誰が運転するの」
モトヒサ「ここのプルコギは甘すぎなくていいね! 最近プルコギって甘すぎるかなって思ってきてたんだ」
アキ「なにそれ、年じゃないの」
モトヒサ「それ言うかな~」
アキ「最近、お腹まわり増えてきてるし」
モトヒサ「うぅ~」
アキ「それに、最近体重も計ってないでしょ、一回健康診断受けてきたら」
モトヒサ「もういいじゃん。食事中にそんなこと話してたら、おいしく食べられないし」
アキ「いやいやいや、気にしないと永遠に食べ続けるからね、あなたは特に」
モトヒサ「日曜くらい好きに食べさせてよ」
アキ「そんなこと言ったって、調子に乗って一週間分食べ溜めするでしょう!」
モトヒサ「調子になんか乗らないよ」
アキ「うそ! 調子に乗って、この間の会話をネットに載せたでしょ!」
モトヒサ「おう、載せたよ」
アキ「も~~~!どうすんのよ」
モトヒサ「まぁまぁ、いいじゃない。大好評だったよ!」
アキ「なぁんにも、しゃべれないじゃない」
モトヒサ「それぐらいが丁度いいよ」
アキ「それよりさ、23日の日、クリスマスの飾り付けするの覚えてるよね」
モトヒサ「だから23日はムリって言ったじゃん」
アキ「ま~た、約束忘れてる!!」
モトヒサ「忘れたことないじゃん」
アキ「ウソばっかり、折り返し電話をしてっていっても、くれないし」
モトヒサ「そうだっけ?」
アキ「帰りに買ってきてっていっても、買ってこなかったり」
モトヒサ「帰りだと、遅いし、疲れちゃうんだよね。。。」
アキ「それに結婚記念日を毎年忘れるじゃない!」
モトヒサ「ぐぅの音も出ません」
アキ「ほら見なさい、私との約束忘れてるじゃない」
モトヒサ「わかった! わかったけど、と・に・か・く・23日はムリ! 仕事!! 風水セミナー!!」
アキ「もうっ」
モトヒサ「浅草で風水セミナーやるんだから、年2回だけの」
アキ「あぁ、隅田川の花火の時の? じゃあ、楳山先生も来るの?」
モトヒサ「もちろん、このセミナーの講師の先生だからね」
アキ「じゃあ、しょうがないかぁ」
モトヒサ「このセミナーの年末のは準備が」
アキ「準備がたくさんあるわけね!
モトヒサ「分かってるじゃん」
アキ「今回は何をやるの」
モトヒサ「来年を良い年にするために、まず、来年がどんな年なのかとか、それに対する解決策を教えてくれるんだよ」
アキ「そうなんだ、だったらしっかり準備するのよ!」
モトヒサ「だから、さっきから言ってるじゃん」
アキ「わかったぁ~?! それと、もうひとつ大事なことがあるじゃない!」
モトヒサ「?」
アキ「今度あなたの書くのが今年最後のブログでしょう。やっぱりブログを読んでる皆さんにお礼が言わないと」
モトヒサ「そうだね、しっかり書かないとね」

 

1年間お付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。中華楼は今年で90周年を迎え、100周年に向け、邁進していきます。今年から中華楼のホームページをリニューアルし、新たな試みとしてブログでも中国と日本の架け橋になれるよう情報発信を始めました。2014年も、中華楼一同、全員で、一丸となって、皆様方の『口福から至福へ』を実現できていけるよう進んでいきます!
来年も、どうぞお変わりない御寵愛、御贔屓賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
                                   素久・アキ

 

その日の深夜、素久の自室にて
アキ「ねぇ、もう寝るよ~、まだパソコンやってるの?」
モトヒサ「もう終わるよぉ~」
アキ「ナニを真剣に打ち込んでるの?ってこれ、昼間の会話じゃない! またネットに載せるの~? も~~!」
モトヒサ「はははははは~」