冬の風物詩

皆さん、こんにちは! 大分寒くなってきましたね。ハロウィンが終わって、街中は一気にクリスマス仕様に変わりましたね。息子がクリスマスツリーのイルミネーションを見て、「あか、あお」と言いだしました。おしゃべりがちょっと遅れながらも、最近やっと口数が増えてきて、日に日にしゃべれる単語も増えています。ママとして日々子供の成長を見ることができて、気持ちが少しほっとして、本当に嬉しいです。近い将来、二人で会話をする日を楽しみにしています。

 

さて、街では年末の雰囲気を漂わせていますけど、地元の浅草は、今の時期と言えば、酉の市が有名だそうです。先日、鷲神社(おおとりじんじゃ)に行ってきました。大学在学中に一度、知人が連れていってくれましたけど、初めて酉の市に参加したのは楽しかったです。その時目にした光景は、熊手をお買い上げのお客様がお店の人と輪になって、お酒などで乾杯してから、手〆で終わらせていました。
今回は久々に、主人の家族と行ってきました。あの時の光景をもう一度見たくて、楽しみにしていました。鷲神社の賑やかな雰囲気は相変わらずですね。縁起物の熊手もいろいろ種類があって、時代とともに形も飾り物も変わってきているそうで、とても鮮やかでした。こうやって、商売繁盛を祈る伝統が守られ、続いていることって本当に大事ですね。

 

以前のブログに書いていました鳥越祭りも含めて、下町って日本の伝統文化を守っている場所だなと思いました。改めて、自分はそういう地に嫁げて嬉しく、誇りに思います。今年も家族みんなで中華楼の商売繁盛を祈ってきました。息子にも体験させられて本当によかったです。

 

中華楼は今年で90歳を迎えました。口福から至福へ、伝統中華を守り続けていきますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

中華楼 2013年~2014年冬の宴席メニュー

4000円コース
四種前菜の盛り合わせ
紅茶鴨子(スモーク合鴨の蒸しパン包み)
エビと松笠イカと中国野菜の塩味炒め
鶏モモ肉の沙茶醤炒め
チリアワビとキノコの醤油煮込み
エビのチリソース煮
中華楼オリジナル五目焼きそば
杏仁豆腐

 


写真は5000円コース5名様分。

 

5000円コース
五種前菜の盛り合わせ
紅茶鴨子(スモーク合鴨の蒸しパン包み)
三種海鮮と中国野菜の塩味炒め
牛モモ肉の黒胡椒カキソース炒め
チリアワビとナマコとキノコの醤油煮込み
大エビのチリソース煮
中華楼オリジナル五目焼きそば
杏仁豆腐(最高級ナツメのせ)

 

消費税・サービス料はございません。
プラス1600円で2時間飲み放題!

 

仕入れの都合によりメニューに変更があることがございます。
ご了承くださいませ。
またご予約は前日までにお願いいたします。

 

ご予約は03−3851−0737へどうぞ

中華楼 2013年12月のピックアップ 富皮魚鍋

ユバとハタの土鍋煮込み

 

「ハタ」は中国料理で最も高級とされ、人気の高い魚です。中国料理に使用する海鮮の代表的食材と言っても過言ではありません。

 

ひと口に「ハタ」と言ってもマハタやマダラハタ、アカハタなど実に数多くの種類があって、姿・形は似ていますが、種類ごと・個体ごとに味が違うことも魅力の魚です。

 

この料理では、中国の沿岸や朝鮮半島にも分布しているキジハタを使っています。

 

その「ハタ」をXO醤とともに土鍋でじっくりと煮込み、パリパリに揚げたユバをそのスープに浸し、スープの旨味をたっぷり吸い込んでシンナリしてきたところを食します。

 

中国のなかでも寒い東北地方には、揚げたユバをしゃぶしゃぶのようにスープに浸してタレを付け、シンナリしたものを食べるシンプルな料理があります。

 

この食べ方は一般的なものではなく、中国でも珍しい料理の部類に入ります。

 

 

塚田眞弘著 『至福の中華』 コスモトゥーワン刊より 風水改運中心 amazon

浅草橋夫婦善哉 ? 笑顔の本場、大阪へ

これは2013年10月29日夜11時30分におきた、ある夫婦の会話です。

アキ『おかえりなさい、2週間さびしかったよ~』
モトヒサ『大阪に出張だったからね!2週間はかかっちゃうよ』
アキ『なによ、女でもいるの?』
モトヒサ『そうそう、毎日50人は相手してたかな~』
アキ『なに~(怒)』
モトヒサ『お客様でね(笑)』
アキ『そっかそっか、大阪に風水の新店舗ができたんだもんね』
モトヒサ『出張行って、大阪は商人の世界というのが身に染みたよ』
アキ『どんなところが?』
モトヒサ『いやさ、大阪っていうと、お笑いの吉本とか、「これ、いくらまかるの?」って迫るおばちゃんとか、ファンが暴れる阪神タイガースとか、そんなイメージがあるじゃない』
アキ『うん、大げさすぎるけどね』
モトヒサ『でも、実際に行ってみると、大阪の人はとってもあたたかい。話すととても楽しいんだ』
アキ『それって、やっぱりノリツッコミなの?』
モトヒサ『ん~、そうだね。ノリツッコミあるね。でも使うのがすごく自然で、生まれながらに身についてるっていうか、気をつけないとノッテいるのに気付かない。それくらい自然』
アキ『そうなんだ、吉本とか面白いもんね』
モトヒサ『まぁ、とにかく前向きだね! 後ろ向きなことは言わないし、表情ひとつにも出さない。言わなければならない時でも、必ず相手の気持ちを考えるから、気持ちが下がらないし、下げさせない』
アキ『じゃあ、笑いっぱなし?』
モトヒサ『うん、笑顔が自然と出てくる雰囲気をみんながそれぞれ作り出してる、見事なくらい』
アキ『じゃあ、わたしを笑顔にしてよ!』
モトヒサ『仰せのままに、ご主人様』
アキ『あははは』
モトヒサ『中華楼に入ると笑顔が自然とでてくる、楽しい空間にすることが大事だよね』
アキ『そうだね、笑顔あふれる空間がいいよね』
モトヒサ『中華楼いっぱいに溢れる笑顔がいいな』
アキ『どうせなら、日本中にしようよ』
モトヒサ『じゃあ、世界中だね』
アキ『いやいや、太陽系』
モトヒサ『そしたら、宇宙全体まで行こう!宇宙全体が笑顔になったら、夜空はどうなるんだ~?』
アキ『ねぇ、あなたが言いたいのは、つまり中華楼が大阪の文化のように楽しく笑顔あふれる空間にしたいっていうことだよね!』
モトヒサ『そうそう。って、まとめるのは俺にさせてよ!!まったく!!』
アキ『じゃあ、まずは明日から、中華楼は大阪弁で営業にしよう!』
モトヒサ『なんでやねんっ!!』

中華楼 2013年11月のピックアップ 奶油扇貝

奶油扇貝

生ホタテ貝柱のクリーム煮

 

西洋の技術・食材・調味料をも進んで取り入れることで知られている広東料理ですが、奶油(クリーム煮)を調味料として使用するのもその一つです。

 

中国料理でクリームの煮込みがあることに驚かれる方も多いと思いますが、食べることだけには異様な興味を抱く広東人ですから、世界中の食材を中国料理に取り入れて見事に融合させてしまいます。

 

今では、チーズ・バター・ミルク・生クリーム・ケチャップ・マヨネーズ・練乳・わさびなども、中国では当たり前の調味料となっています。

 

 

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お茶文化

みなさん、こんにちは! 大分過ごしやすい季節になってきましたね。先日、久々に家族で上野動物園に行ってきました。久々にパンダのリーリーとシンシンをみて、うちの子がすごく喜んで、園内で大はしゃぎでした。やはり、自然と触れ合うと気持ちがいいですね。パンダは中国では国宝だけど、日本に来てもとても愛されて、いろんな人に喜びと楽しみをもたらしてくれます。本当にうれしいこと。パンダこそ、日中友好の架け橋だなと思いました。

 

今日は、お茶について少し書きたいと思います。皆さんはお茶飲まれますか? 主人も私も大のお茶好きで、中国茶、日本茶、紅茶、ハーブティなどいろんな種類を飲みます。飲めば飲むほど、お茶にはまってしまいます。葉っぱの時は同じものなのに、加工法、焙煎法などによって、結果は違うお茶になるのですね。しかも、国によって、お茶の作法も違って、本当に面白いです。

 

母の実家が中国茶(ウーロン茶)の産地のため、小さい頃から、お茶の入れ方をよく見ていました。まずウーロン茶専用のセットを用意します。葉っぱを、日本で言えば急須のような容器に入れます。中国では茶壷(チャフー)と言います。100度のお湯を注いで、最初に茶壷(チャフー)に入れたお湯を使って、これから使う器、茶杯(チャベー)を洗って捨てます。茶杯(チャベー)とは中国でお茶を飲む器のことを言います。お湯を注ぐことによって茶杯が暖かくなり、お茶の香りが移ります。このときに茶壷(チャフー)の蓋についたお茶の香りを楽しみます。続いて、二回目のお湯を注いで、香りを楽しみながら、お茶を頂くという流れです。母が教えてくれました。ウーロン茶の爽やかな香りが大好きで、育児の合間に飲むとほっとします。

 

しかし、日本に留学しに来て、また違うお茶文化を味わいました。茶道は実際に習ったことはありませんが、知人がお茶を点ててくれました。たっぷりの抹茶に少量のお湯を注ぎ、茶筅で練っていただく。抹茶のお椀も顔をあって、飲むときにてのひらで回して、相手に向かせてからいただきます。抹茶は少し苦味があるので、ほんのり甘味ある和菓子と一緒に食べると、また違う美味しさを味わえるのです。それを知った時に、お茶の文化って本当に深いなあと思いました。

 

これから、いろんなお茶を楽しみながら、お茶文化をもっと勉強しようと思っています。そして日本と中国の人たちにそれぞれのいいところを紹介することで、日中友好の架け橋になれたらいいなあと思います。パンダほどじゃないけど。(笑)

 

最後に先日、ブログで紹介した新登場のおつまみ料理もご好評いただきました。たくさんのご注文を下さった皆様、ありがとうございます。

 

 

 

新しいことが盛り沢山

みなさん、こんにちは! 朝晩大分涼しくなりましたね。季節の変わり目はぜひ体調にお気をつけてくださいね。

 

季節が変わるためにいろいろな食材を楽しむことができます。中華楼もお客さまのニーズに合わせ、常に新しいものを取り入れることを努力しています。先日、スタッフ達と打ち合わせしまして、5月から登場した九龍菜はさらに性格を際立たせて、おつまみ料理という新しいコンセプトに変えることを企画しました。より気軽な小皿料理をお酒とともに楽しんで頂こうと思っています。ご来店のときにはぜひ味わって下さい。

 

そしてもう一つ、皆さんにお薦めしたいワインも中華楼で登場です。ランサーズのロゼワイン。ご存じの方もいると思いますが、このロゼワインは、ポルトガルから直輸入で、長く愛されてきた発泡ワインです。先日、みんなで試飲して、とても口当たりがよく、甘すぎず、辛すぎず、後味もとってもすっきり。中華料理にぴったりのワインだなあと思いました。そして、陶器のようなボトルが特徴で、実は現地では透明なボトルを使用しているが、陶器ボトル愛好家が多いため、特別に日本向けで生産者をお願いしているみたい。ぜひ、ご来店の際はお気軽にどうぞ。

 

最後に、余談ですけど、新しいことと言えば、うちのホール主任の斉藤さんも気合いれて、新しいメガネを作りまして、いつもニコニコして接客しているの。ご来店の時に、ぜひみてあげてね。

 

 

 

中華楼 2013年10月のピックアップ 紅焼海参

戻しナマコの醤油味煮込み

 

ナマコのことを日本語では「海鼠」と書きますが、中国語では「海参」。朝鮮人参のように滋養強壮の効果があるといわれ、海の人参(にんじん)という意味で「海参」の名が付けられました。昔から四大乾貨の一つに挙げられるほど、貴重・高級な食材です。

 

ここでいう「焼」は、叉焼の「焼」とは違う意味で、「煮込む」という意味です。

 

中国料理の勉強を始めた人がよく躓くポイントなのですが、「焼」という意味は中国悠久の歴史のなかで、年代によって「あぶり焼き」と「煮込み」の二つの手法が伝わっているのです。

 

ちなみに「紅焼」の「紅」の意味はも醤油をベースに調理して仕上げた料理のことで、その色を表現しています。

 

 

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中国の伝統的な日

皆さん、こんにちは! お盆休みはどう過ごされましたか? 私は家族と一緒にのんびり過ごしました。久々のブログ更新になりますが、今回は中国の伝統的な祭日について書きたいと思います。

 

まずは旧正月。中国の地方によって大分風習は違いますが、実家がある福州では、旧正月元旦の朝は必ずそうめんを食べました。日本のそうめんとは少し違って、茹でたそうめんを鶏のスープに入れて、ゆで玉子を二つ添えて食べました。なぜそういう食べ方をするのかというと、長いそうめんは寿命が延びるといわれているからです。日本の年越し蕎麦に似ていますね。日本に来てはじめての大晦日に年越し蕎麦の話を聞いて、故郷の旧正月に似ているなと思いました。それからこんなことも言われていました。そうめんは伸ばして置くと1という数字に見えます。楕円型の玉子はゼロという数字の形に近いですね。そうめんと玉子ふたつを並べると、ちょうど100という数字に見えます。だから子供が食べると、常に100点を取れるよとも言われてました。

 

大学から東京に留学していたので、ここ何年かは実家で旧正月を過ごすことも殆どなく、お正月にはそうめんのことを懐かしく思い出します。またいつか旧正月に食べたいなぁ。

 

次は端午節です。日本では端午の節句として男の子の健やかな成長を祈願し各種の行事を行う風習がありますけど、中国ではちまきを食べ、ドラゴンボートレースをします。端午節の風習は紀元前3世紀の楚という王朝から始まりました。この時代に有名だった政治家であり、詩人でもあった屈原が5月5日に川に身を投げました。国を憂い、楚の将来をはかなんでのことだったそうです。正義感が強く信望を集めていたため民衆がその話を聞きつけると、屈原の遺体を魚達が食べるのを防ぐため、船で川に出て太鼓を叩いて魚を追い払ったり、ちまきを川に投げ込んだそうです。これが理由で端午節ではドラゴンボートレースをしてちまきを食べるようになったという言い伝えがあります。ドラゴンボートは舵取りが1人、太鼓手が1人、そして18?20人の漕ぎ手からなる細長いボートで、龍を象った飾りが付いています。いまでは世界中で国際大会が開かれ、横浜でも5月末から6月頃の土日におこなわれています。

 

中秋節は旧暦の8月15日におこないます。日本でいうと十五夜です。当日、月餅を食べながらお月見をする習慣がありますが、これも中国の地方によっては丸い果物を食べたり、儀式は異なるようです。先日はきれいな十五夜のお月様が見られましたね。

 

最後に誕生日。これは祭日ではないのですけど、みんなで楽しくお祝いをしました。さきほど書いた旧正月の習慣とほぼ一緒で、豪勢なお食事と一緒に、最後にそうめんと玉子を食べるのです。

 

国を超えると、文化や習慣も大分違ってきます。今回はこの辺りで終わりにします。またいつか、中国のお祭りや風習について少しでもみなさんに紹介できたらなぁと思います。

 

 

 

2020年、東京オリンピック開催

こんにちは 素久です。

 

先日、東京オリンピック開催が決りましたね! 東京にもっと多くの外国の方が来るようになり、さらに活気があふれてくるのでしょうね。

 

前回の東京オリンピックというと、私はまだ生まれていませんでした。経済の高度成長を促すキッカケとなった大きな国際イベントだったと聞いています。日本の歴史に大きく刻まれており、祖父母からもその頃の話を聞いていて、その熱狂さを感じていました。オリンピックの開催に合わせて東海道新幹線、東京モノレールが開通し、都内では首都高ができました。その結果交通・社会インフラが整備され、敗戦を引きずる雰囲気が一掃できたそうですね!

 

昭和39年当時の中華楼は木造建築でした。当時の店舗前で後日撮影した写真を掲載しておきます。改めて写真で見ると、年月の経過を感じることが出来ます。と言っても、私はまだ生まれていない時代なので、懐かしさと言うよりは新鮮さを感じます。

 

 

当時は中華楼の店内にテレビがあり、毎日お客様がオリンピック中継を食い入るように見て、試合結果によっては店内が大騒ぎになったそうです。おかげさまで売り上げも上がったとか。そんなお祭りのようなオリンピックが、自分の生きている時代に、しかも東京で再び行なわれるとは信じられません。2020年が楽しみです。

 

次回の東京オリンピックは中華楼にとって2回目のものとなります。これもひとえに皆様のご愛顧の賜物です。ありがとうございます。2020年には中華楼は97周年を迎え、100周年まであと少しとなります。2回のオリンピックと100周年を迎えられることに感謝をし、みなさまによりいっそう愛される中華楼になるようがんばります。

 

1964年の東京オリンピックと2020年に行なわれる東京オリンピックでは時代が違うので、きっと雰囲気も違うでしょう。新たな時代を切り開くオリンピックとともに中華楼も邁進し、喜んでいただけるお料理や企画を生み出しながら、100周年が迎えられるよう努力していきます。

 

まだまだ気が早いですが、中華楼も次回の東京オリンピックのときに何か皆様のために出来ることを企画し提供できるよう、スタッフ一同知恵と汗を絞っていきます!!