みなさん、こんにちは。
2月の東京は記録的な雪が降りましたね。めったに雪を見たことがない私はとても興奮しました。息子が雪を見るたびに、童謡の「ゆき」を口ずさんでいました。いい思い出になったでしょうね。
前回は中国の旧正月について書きましたが、今回はその第二弾を皆さんにお届けしたいと思います。旧正月(今年は1月31日)から数えて15日目の満月の日を元宵節(げんしょうせつ)と言います。灯籠を飾り、「湯圓」と呼ばれる餡いり団子を食べる習慣があります。「湯圓」は中国語で「タンユエン」と言います。「湯圓」はモチ米の粉で作った甘い餡いりの団子です。月のように丸くて、熱いうちに食べると風邪を防ぐことができます。家族が集まって一緒に食べる風習があるので、一家団欒の意味も含まれています。
灯籠飾りは元宵節以前に灯籠市で、祖父母が孫にプレゼントするものです。子供の時に、よく蓮の花の形とお羊さんモチーフの灯籠を頂きました。その記憶が今でも鮮明に残っています。元宵節の前日の夜、祖父母と一緒に灯籠市に出掛けました。そこに着くと、たくさんの灯籠がずらりと高く掛けられていて、子供達の歓声や灯籠売りの商売人の掛け声などが混じり、とっても賑やかで、幻想的でした。灯籠は素朴な物ではありますけど、子供達の小さな心が満たされます。
ここで余談ですけど、今年の元宵節は偶然に2月14日で、バレタインデーでもあります。中国のバレタインデーは、ほぼ欧米式で、日本の習慣とやや違います。その日は男性が女性にプレゼントを贈るのが基本で、実際は恋人同士で交換することが多いですね。男性はこれをきっかけに意中の人にチョコやお花などを送って、告白する人もいます。もちろん、日本みたいに「義理チョコ」のような物が存在しないため、女性は告白されても、好きでなければ、チョコを受け取らないのです。(笑)異文化ってここまで違うのですね? 私も最初の頃は慣れなくて、カルチャーショックを受けました。