中国風水

風水とは

風水は環境整備学です。占いやおまじないの一種と考えているかたもいらっしゃるようですが、気持ちのよい場を作り出すための知恵だと考えてください。その考え方の基本は四書五経の第一に上げられる『易経』にまとめられています。その考え方の基本とは陰陽五行です。

中国の古いことわざに「1命 2運 3風水 4積陰徳(せきいんとく) 5唸書学問(ねんじょがくもん)」というものがあります。これは人生を振り返り、大きな影響を受けたことを順に書き表したものです。「命」は宿命の命であり、どんな国のどんな家に生まれついたのかなど、天から与えられた諸条件のことを言います。「運」は運命の運であり、人との巡り合わせ、出会いの影響を受けて変化させていくことができます。そして三番目に「風水」が出てきます。「積陰徳」はどれほど「陰徳」を積んだかと言うことです。「陰徳」は人の目にふれない場所できちんとやるべきこと、善行を施しているかどうかです。そして最後の「唸書学問」は本を読み勉強することを指しています。つまり風水は、本を読み学ぶことより、陰徳を積むことより、中国では大切なものなのです。平安京や江戸城が風水によって守られていることは有名です。日本にも天智天皇・天武天皇の頃に陰陽五行の考え方が入り、以来文化的に大きな影響を与えたことが知られています。

中華楼を経営する塚田家は日本人の家庭ですが、昔から中国人の出入りも多く、風水の教えを基本として生活してきました。三代目塚田眞弘も、幼い頃から風水の教えについて触れ、自然と身に付けながらも興味を持ち自ら学んできたのです。そののち、風水の知恵は広く知られるべきものだと考え、かっぱ橋道具街に1987年、『中國屋』を開業しました。以来、中国的な装飾や、風水を利用した店舗設計などを本業とし、テレビ番組の舞台デザインなども手掛けています。近年ではフジテレビの『西遊記』やNHKスペシャル『中国文明の謎』、ドラマ『相棒』などにて、美術セット、演出道具などを担当させていただきました。

中華楼の風水

中華楼ももちろん風水を取り入れ、内外装に工夫を凝らしています。まず、創業者の塚田新一が、大正12年に「最も風水的にいい立地」を条件に探し出し、この土地を購入しました。まず四神相応の土地であること。北側が高く、南側が平坦で広がっています。東側に隅田川があり、西側には幾重にも大きな道路が連なっています。かつては店の脇に三味線堀がゆったりと流れ、江戸史跡の一つ甚内橋のたもとの角地に位置しました。

中華楼で利用している風水の基本は化殺風水です。「化殺」は正しくは「化煞」と書きます。「煞」という字の意味は白川静が編纂した「字統」によれば、こう書かれています。

会意 たたりをなす獣の形と、殳(しゅ)とに従う。たたりは崇(すい)の初文。その呪霊をもつ獣を撃って、自己に向けられている呪詛を祓う共感呪術的な方法を、殺という。もと減殺(げんさい)を本義とする字である。

つまり化殺風水とは、よい運気は積極的に招き入れ、悪い状態を逆手に取ることでよい状況を生み出す伝統的な技術(テクニック)なのです。

中華楼はお客様で満たされるよう様々な工夫を凝らしているのはもちろん、いらしたお客様が金運・財運・招福など、多くの幸運に恵まれるように風水を積極的に利用しています。ぜひ一度ご来店いただき、風水のパワーを実感してみて下さい。

  • 龍の巻き看板
  • 獅子像
  • 春雷驚龍鍋
  • 招財龍穴水盤
  • 三脚蟾蜍
  • テーブルの裏
  • お手洗い
  • 天井の龍
  • 龍亀
  • 貔貅
  • 凹面の八卦鏡
  • 贔屓
  • ラッキーバンブー
  • 紫水晶洞
龍の巻き看板サムネ獅子像サムネ春雷驚龍鍋サムネ招財龍穴水盤サムネ三脚蟾蜍サムネテーブルの裏サムネお手洗いサムネ天井の龍サムネ龍亀サムネ貔貅サムネ凹面の八卦鏡サムネ贔屓サムネラッキーバンブーサムネ紫水晶洞サムネ
  • 龍の巻き看板

    中華楼にお越しいただくとまず目につくのは、店頭外周に巡らされた龍の巻き看板です。龍珠(ドラゴンボール)を追いかける構図の向かい龍となっています。龍は様々なパワーを持っていますが、一番はトラブルから守ってくれる力です。そして富貴吉祥をもたらし、財を招き、貴人が集まるようになります。つまりこの龍の巻き看板の効果によりお店は邪気を払うことができ、重要人物や有名人が来るようになり繁盛するのです。また、風水の知識がない人が見ても、華やかで魅力的な店舗と思うことでしょう。

  • 獅子像

    入口は一対の獅子が守っています。三越に見られるように獅子は商業施設の入口に置かれます。獅子の機能は「明堂」のエネルギーを守ることなので家の外に置かれるのが基本です。獅子は雌雄一対になっていて、家を背にして左側が珠を持っている雄、右側が子供の獅子を抱えている雌を配置します。「明堂」は龍穴から流れ出たエネルギーが集まる広い場所のことを言います。

  • 春雷驚龍鍋(ちゅんれいちんろんぐぉ)

    入口正面には春雷驚龍鍋(ちゅんれいちんろんぐぉ)が置かれています。これは青銅製の鍋であり、新鮮な水を張っておきます。鍋の上部に取り付けられたふたつの取っ手をそれぞれの手で撫でると鍋が共鳴し音が出て、水がしぶきを上げて踊り始めます。この状態になると龍が出入りしていると言われます。龍は水を象徴する生き物で水神様です。玄関に水を置くことで龍神様を呼び込んでいるのです。

  • 招財龍穴水盤

    店内に入って右手には、龍の像に囲まれた水晶の珠が水の力で回っています。これは招財龍穴水盤です。風水において流れる水、動く水がとても大切です。水晶の珠を水流の力で回すことで、ここに龍穴を生み出しています。玄関から入って右手に置くことで、よい人脈や財産を生み出してくれるのです。

  • 三脚蟾蜍(さんきゃくせんじょ)

    入口付近の床には三脚蟾蜍(さんきゃくせんじょ)という三本足の蛙を置きました。この蛙は金蟾(きんせん)とも呼ばれます。昔、蛙は人を食べる悪い動物でしたが、中国の伝説の八仙人のひとりの家来となり、過ちを後悔し、その罪を償うために貧しい人の家に行き、硬貨を口から吐き出すと言われています。ですから入口の扉の脇に置き、営業時間は外に向けて頑張ってもらい、営業時間が終了すると内側へ向けてねぎらってあげています。

  • テーブルの裏

    中華楼にはテーブルが9卓ありますが、それぞれのテーブルの裏側に三つの風水グッズが取り付けられています。ひとつは気持ちよく食事をしていただけるように『銅製・古銭型【招財進寶】』。ひとつはお客様の安全を守るための『銅製・古銭型【八卦】』。そして三つ目はお客様が楽しい気分でいて下さるよう、活発で明るい気持ちでいられる力を与えてくれる『風水気の安定盤』です。

  • お手洗い

    飲食店にとってお手洗いはとても大切な場所です。お手洗いの清潔度によってお客様の入りが変わるからです。ですからここを清潔に保つのはもちろんのことですが、邪気が籠もりやすい場所でもあるので様々な対策もしてあります。ひとつは紫色のネットに水晶を包んでつり下げてあります。これによって邪気を浄化しているのです。

  • 天井の龍

    天井の中心には龍が彫り込んであります。これを藻井(そうせい)といいます。この龍の存在が店内を活気づけてくれます。また龍は『傷人之害』から守ってくれるので、陰の気を抑え込み、お店全体が安定した陽の気で満たされるのです。

  • 龍亀(ろんぐい)

    龍亀は古銭の上に乗った、からだが亀で頭が龍という風変わりな恰好の想像上の動物です。龍と亀の特質を両方持ち、龍の子孫で龍族に属すると言われています。龍亀は財運をアップさせます。会社や店舗などビジネス環境に置くと、途切れることなくお金を引き込む「順利財源廣進(じゅんりざいげんこうしん)」の効果を発揮します。店内にある龍亀にはおなかに「十寶」を入れ、パワーアップをさせています。

  • 貔貅(ひきゅう)

    レジの脇にはイギリスの大英博物館にも収蔵され展示されている貔貅という想像上の動物が愛嬌をふりまいています。この貔貅はメスです。邪気をはらい、幸運を呼び寄せてくれます。

  • 凹面の八卦鏡

    レジの後ろの壁きわには、中心が凹面の鏡になった八角形の木彫り彫刻板が取り付けてあります。これを八卦鏡といい、凹面・凸面・平面の三種があり、状況に合わせて使い分け、邪気を跳ね飛ばしたり、良好な運気を呼び込んだりするのです。

  • 贔屓(ひいき)

    まいどご贔屓いただきまして・・・・で知られる贔屓は、実は、龍の産んだ9匹の子供の中の長男です。中華楼の贔屓は、火山活動によってできたエネルギーの非常に高い黒曜石を手彫りしたものです。正面玄関で獅子の隣で毎日がんばっています。

  • ラッキーバンブー(幸運竹)

    窓際からは(邪の気)が侵入しやすいものです。中華楼では3つの窓際に、水耕栽培の竹をクロスさせて置くことにより快適な環境を保持しているのです。

  • 紫水晶洞(アメジストドーム)

    入口は一対の獅子が守っています。三越に見られるように獅子は商業施設の入口に置かれます。獅子の機能は「明堂」のエネルギーを守ることなので家の外に置かれるのが基本です。獅子は雌雄一対になっていて、家を背にして左側が珠を持っている雄、右側が子供の獅子を抱えている雌を配置します。「明堂」は龍穴から流れ出たエネルギーが集まる広い場所のことを言います。

  • 獅子像

    最後にご紹介するのはアメジストドームです。これは財運を呼び込む必需品であるとともに、精神を安定させる作用があるので、実業家のかたは事務机に座ったとき、背後にこれをよく置きます。財運のエネルギーを空洞部分に引き込むと言われているので、玄関や出入り口の正面に置くのが一般的であり、金庫やレジの近くに置くのもいいと言われています。中華楼ではお客様から見て大大吉の方角にアメジストドームを置いています。

最後に

ここでご紹介したほかにも多種多様に風水技術を店内に施しています。ぜひそれがどのようなものかご自分の目で確かめ、その風水整備された空間を味わってみて下さい。風水が改運につながるということがきっと実感できると思います。 不明な点や、もっと知りたいことがあったらスタッフに質問してみてください。

風水の極意は気の巡りをよくすることです。気の巡りははっきりと見えることでも、効果が科学的に証明されたことでもありません。しかし効果効能が実感できるから何千年もの間、親から子に、子から孫へと言い伝えられてきたのです。風水処理をすると人は改運していきます。気持のよい空間で生活していると気分もよく、人当たりも良くなって、そこに集う人たちは明朗活発になり、自然と発展し幸せになっていくのです。

幸せはわたし一人では生み出すことができません。一緒に暮らす多くの人たちが幸せでない限り、本当の幸せはやってきません。中華楼ではお客様に「食べて幸せになっていただきます」。それが口福の意味です。そして、その口福が重なることで人生すべてが幸福であると感じられるような至福にいたっていただけるよう心を砕きます。そのことを従業員一同肝に銘じるために「口福から至福へ」を当店のモットーとしております。あなたのお越しをお待ちしています。

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