ホームページ開設と当店モットー「口福から至福へ」について

中華楼の四代目である素久です。はじめまして。

 

昨年末に父である三代目から急にホームページを作り直すと言われ、中華楼のモットーを「口福から至福へ」にすると告げられて、ことの展開の速さに驚きました。ところがうちの女房のアキがそれを聞き、「いいじゃない」と言うのです。「中華楼はただ美味しいだけの店じゃないことを多くの人にわかってもらいましょう」と言うのです。「うん」としか言いようがありませんでした。f(^-^;)

 

落ち着いて考えると確かに「口福から至福へ」というモットーは素晴らしいものです。以前から「中華楼を高級店にしないのは、毎日からだにいいものを食べない限り健康にはなれないからだ」と何度も聞かされました。高級薬膳料理店があまり流行らないのはその効果がよくわからないからです。高い料理はなかなか毎日は口にできません。お客様が健康になるようなものを毎日僕たち自身が食べ続け、信頼していただいて、安心して食べていただけるような店にする、それが中華楼の至上命令でした。そのことをきちんと表現しているように思いました。だけど三代目の話によると、ただそれだけでもありません。

 

三代目はときどき驚くようなひらめきを得ることがあるようです。風水のお店を始めるとき、当時は家族がみんな心配したそうですが、いまとなっては正解だったことがよくわかります。

 

ホームページの案が固まっていくにしたがい、たくさんの納得が生まれました。それは先日のスタッフミーティングのときです。三代目がいろいろと説明したのですが、スタッフにはなかなかわかってもらえません。だけどしばらくすると、それぞれがいままでの中華楼に対する思いを話してくれて、「それを伝える道具がホームペーなんだ」とわかってもらえました。そうなんです。何か新しいことをするのではなく、スタッフひとり一人の胸の内にあり、いままであまり言葉にしてこなかったことを、このホームページを使って伝えていけばいいんだとわかってもらえましたし、僕自身そのことが目の前で展開したためによくわかりました。

 

僕たちのホームページの取り組みはまだ始まったばかりです。これからまたどんなことが起きてくるのかよくわかりませんが、きっと僕たちにとって、お客様とつながるために何か大切なことのきっかけが、ここから生まれるような気がします。

 

本当は今回スタッフの意見などをまとめて書くつもりでしたけど、長くなってしまったので、次回そのことについて書くことを約束してキーボードをしまいたいと思います。長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。