先日、ホーページ開設のためのスタッフミーティングをおこないました。いままであまりネットとは付き合いのなかったスタッフにいろいろと意見を聞こうと思ったのですが、話のはずまないことにびっくりいたしました。
しかし、大正から続く当店が、現代の荒波を乗り越えていくために必要なことであることを理解してもってからは、ポツリポツリと意見が出るようになりました。
なぜ私たちのモットーを「口福から至福へ」としたのか、その話をし、それをモットーとするならいままでの伝統に支えられてきた私たちがこの時代に何をしなければならないのか、スタッフなりに考え始めています。そのことについて次回のこの記事から四代目の素久にレポートしてもらい、中華楼の内側ではどんなことが起きているのかをみなさんに知っていただこうと思います。
現代の波に乗ったうえで中華楼らしさとは何かを、ここに少しずつ開示できたらと思います。
東西ドイツの壁が崩れたとき、それは誰かが無理矢理こじ開けたのではなく、自然と崩れていったと言うことを聞きました。時代は次第に隠蔽されていたものが開き、知られていなかったことが知られていくようになってきています。中華楼も伝統の味を、硬い壁で囲うのではなく、多くの皆さんに立体的に感じ、味わっていただけるよう、このホームページを利用して少しずつ開いていこうと思います。どこまでのことができるのか、今はまだわかりませんが、いままでの伝統とのバランスを考えながら、皆様に愛される中華楼であり続けるため努力していきますので、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。