中華楼2014年5月のピックアップ 西紅柿炒鶏蛋

トマトと玉子の炒めもの

 

西紅柿炒鶏蛋(シィホンシィチャオヂィタン)

 

これが中国料理? と思われるでしょうが、実は中国家庭料理の代表的な一品。中国で知らない人はいない、といえる「家常菜(庶民料理)」の定番です。

 

また、ずいぶん長い料理名ですが、「西紅柿(トマト)と鶏蛋(玉子)の炒めもの」という意味です。

 

食材+調理法+食材で構成されている料理名なので、案外わかりやすいものなのです。

 

ただ、中国は国土が広いため、呼び名が地域によって異なる場合が多く、トマトも南方では「蕃茄」と言われています。

 

写真の「西紅柿炒鶏蛋」は、松の実が特別に副材料として入っています。松の実は香りと食感がよく、中国では「松子」といわれ、古くから滋養強壮に効く仙人の霊薬として利用されてきました。

 

 

塚田眞弘著 『至福の中華』 コスモトゥーワン刊より 風水改運中心 amazon