6月のピックアップ至福の中華

ビーフン(6月)1

什錦炒米粉
台湾産 五目焼きビーフン

台湾の新竹は清代からの古い城下町で、「風の城」と呼ばれるほど風が強く、米粉(ビーフン)の乾燥に最適な場所です。「米粉といえば新竹」といわれるほどの名産地です。

ビーフンの料理は、米粉の選び方で決まります。同じ新竹産のものでも、さまざまな食感・食味があり、いい米粉はやはり食感がよく、腰があり、炒めても切れにくいものです。
水のおいしいところで作られた新竹産のビーフンはお湯で戻して炒めるときにスープを加えても「多少の芯」が残るほど歯ごたえが強く、中国へも輸出されて「最高の米粉」と称賛されています。
ちなみに、ビーフンは春雨とよく似ていますが、食感はまったく違います。ビーフンは米の粉から作りますが、春雨は緑豆やジャガイモのデンプンから作ります。

塚田眞弘著 『至福の中華』 コスモトゥーワン刊より 風水改運中心 amazon