鳥越祭りを楽しむ

みなさん、そろそろ6月ですね。いよいよ年1度の鳥越祭りがやって来ます。鳥越祭りと言えば、本社神輿の渡御と提灯行列です。千貫神輿(約4㌧)と言われる御神輿の列の先頭には、猿田彦(天狗)や手古舞連、五色の旗を持った子供たちが歩きます。夜祭りになると、提灯を付けた元祖提灯神輿は高張り提灯に囲まれ宮入りします。その荘厳かつ幻想的な模様は、人々の心を震わせます。

 

私は嫁にきて5年経ちましたが、毎年、鳥越祭りは違う姿を見せてくれます。数年前、はじめて主人の母に案内され観賞した時に、ワッショイの掛け声や人の多さに圧倒されました。人ごみに押されて、二人とも将棋倒しされた覚えがあります。さすがは実際に担がれる江戸の神輿の中で一番重い重量級の神輿です。ちなみに幽霊神輿とかお化け神輿とかとも言われているんですよ。

 

毎年主人も気合入れて本社の御神輿を担いでいます。なんでも、1年間の英気を養うための大切な行事だと言っていて、前日はどんなに夜遅くても、朝五時の太鼓の音で、目がパッと醒めて、宮出しに駆けつけます。異国出身の私的には、宮司さんが馬に乗っている姿が好きです。何だかまるで時代劇を見ているようで、下町独特な風景が目に焼き付きます。そして、とても印象に残るのは、宮出し後の門付です。町会(睦)の方々がお店に前で、歌を歌ったり、祝い言葉を下さったり、最後に手〆で終わらせます。カッコいいんです。もちろん一番迫力あるのは、夜祭りの宮入りです。担ぐほうはワッショイ、ワッショイと一生懸命で、見ているほうもドキドキですね。今年もきっと賑やかなお祭りになるでしょう。

 

中華楼も鳥越祭りに合わせて、8日、9日は営業しています。皆さんの鳥越祭りを楽しむ会をぜひ中華楼でどうぞ。お待ちしております。