10月のピックアップ至福の中華

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蒸し鶏の怪味ソースかけ

怪味鶏(グァイ ウェイ ヂィ)
怪味鶏、日本語で言うと「怪しい味の鳥料理」・・・・・・これでは箸も進みません。

不思議な名前ですが、怪味というのは「五味(甘み、辛味、苦味、酸味、麻味=しびれるような味わい)」のすべての味を取り入れ、複雑に混じり合った奇怪で不思議な味、という意味の四川料理独特のタレです。

この怪味は、様々な調味料・香辛料を組み合わせた「こだわりのタレ」として有名です。かなりの食通でも何と何が入っているのか分析できないほどに渾然一体となっています。このタレを蒸し鶏に合わせて提供するのが「怪味鶏」という料理です。

怪味鶏のタレはベースに27種類の調味料・香辛料を組み合わせ、味がなじむまで寝かせてから使います。

「おせんべいにチョコレート」「お豆腐にピータン」など、違う味を組み合わせた時に生まれる絶妙な味というものがありますが、この怪味鶏はあたかも味の交響曲のようで、食べて、味わって、実に楽しい料理です。

もちろん、調理人という指揮者によって「秘伝の怪味ソース」の味も違ってきます。

今、巷でも人気で何かと話題にもなっている「怪味ソース」ですが、
中華楼では20年前からこの怪味ソースの「怪味鶏」をご紹介しております。

この機会に「怪しい味」を是非、たっぷりと味わってください。

塚田眞弘著 『至福の中華』 コスモトゥーワン刊より 風水改運中心 amazon